【今週のクローズアップラ】
前編 1/2 - 後編

株式会社SORA社長
玉井勝善 氏
-前編 2-
●「俺は玉井だ!」ひとくくりにはされたくない
――昔から起業したいと考えられていたのですか?

父親が会社を経営しており、また親戚にもそういう人間が多かったので、起業、独立というものに抵抗はなかったですね。

父親は2度破産を経験しています。

ですので、私もお手伝いさんがいるような裕福な生活から、内職で何とか食いつなぐ貧乏な生活まで経験しました。

そういう意味では起業というものにリスクがあることは分かっていたのですが、父親は仕事を楽しんでいるように見えましたし、「父親と自分は性格が違う、自分なら成功できるだろう」という気持ちもありました。

――では、最初から就職はせずに自分で会社を興そうと考えられていたのですか?

高校時代はプロテニスプレイヤーを目指していました。

ただ、ちょうどその頃、先ほど申し上げたように父親の破産があったので、将来に対する不安もあり、大学に進学することにしました。

私は大学3年のときから、ワーキングホリデーでニュージーランドに行き、1年半ほどして帰国しました。

すると、同期はみんな就職して、スーツを着て働いていたんですね。それを見て、「自分も働かなければ」と思い就職活動しました。

――就職してみてどうでしたか?

「自分には合わないな」という感じでしたね。新入社員は、みんな似たようなスーツを着て、給料も一緒で、先輩から呼ばれるときも「おい新入社員」なわけです。

学生時代、私は常に目立ってきましたので、新入社員としてひとくくりにされるのが非常にイヤでした。

「俺は玉井だ!」と自己主張したかったのです。だから見た目だけでも、と思って黒のワイシャツに赤のネクタイといった格好で出社したこともあります。

そんな風に思っていたとき、ふと酔った勢いで「会社を作りたい」と言ったんです。

その言葉がある先輩の耳に入り、その方が興した会社の取締役として新規事業や営業の責任者になったのが起業の第一歩ですね。

そこで、経営に関する知識、経験を身に付け、今の会社の創業メンバーとの出会いもあり、今に至ります。

「No Fun, No Life」を会社の行動指針の1つに掲げる玉井社長に、いかに仕事を楽しむかなどについてお伺いしました。
後編『プロフェッショナルの仕事の楽しみ方とは?』
次回更新は05/01!乞うご期待下さい
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